ニカラグア「ブエノス・アイレス・グループ」
2026.10.19
私たちにとって必要不可欠な農園
マヌコーヒーが焙煎を始めた当初から、ずっと継続して豆を買い続けている農園があります。その豆を生産している農園が、ニカラグアの「ブエノス・アイレス・グループ(Cafetalera Buenos Aires)」です。
世界中の農園とマヌコーヒーを繋ぐ存在であり、豆のアドバイザー、バイヤーである生豆商社・ECOMがマラカトゥーラ種の豆を生産している農園を探しているなかで出会ったのが、ブエノス・アイレス・グループでした。
そしてECOMの紹介でカッピングをして以来、2009-2010年のロットからずっと購入を続けています。購入を続けている理由はシンプル。とにかく、おいしいからです。バランスがよく、毎日飲みたくなるような安心感があるのです。
今やマヌコーヒーの定番ブレンド「クジラブレンド」にもオリジナルロットを使用したり、シングルオリジンにもブエノス・アイレス・グループの豆を使っています。

生産者グループニカラグアの「ブエノス・アイレス・グループ(Cafetalera Buenos Aires)
1960年、ルイス・エミリオ・ヴァジャダレス(Luis Emilio Valladarez)氏の代からコーヒー栽培を始めた、家族経営の生産者グループ「ブエノス・アイレス・グループ(Cafetalera Buenos Aires)」。農園主はオルマン・ヴァジャダレス(Olman Valladarez)氏。品質管理をオルマン氏、農園管理をエミリオ氏が担い、長年培ってきた家族の経験をもとに、高品質なコーヒーの生産に取り組んでいます。現在は10を超える農園を所有しています。
・Buenos Aires / ブエノス・アイレス
・El Carmen / エル・カルメン
・Mira Flor / ミラ・フロール
・El Naranjo Dipilto / エル・ナランホ・ディピルト
・El Naranjo Quilali / エル・ナランホ・キラリ
・Ojo de Agua / オホ・デ・アグア
・El Suyatal / エル・スヤタル
・La Laguna / ラ・ラグーナ
・San Salvador / サン・サルバドル
・Monte Libano / モンテ・リバノ ※Los Alpes / ロス・アルペス(同区画内)
and more
農園主のオルマン氏が掲げるのは、農園で働く人々や地域自治体、ロースター、バリスタ、そしてコーヒーを飲む人まで、コーヒーに関わるすべての人をつなぐ「大きな家族のようなコミュニティ」をつくること。そのビジネスとサイクルを通して、関わるすべての人にとって持続可能なモデルを築くことを目指しています。彼が考える「サステナビリティ」は、風味や品質を維持することだけではありません。環境や生態系への影響にも配慮し、コーヒー生産を取り巻く自然と人のつながりを大切にしながら、長期的に持続可能なモデルを実現することを目指しています。
2025年、オルマン氏は「Legends of Excellence」の最初の6人のひとりに選ばれました。コーヒーと地域社会への貢献が認められ、2026年も2年連続で選出。世界が認めるコーヒー・レジェンドとなりました。
ブエノス・アイレス・グループのコーヒーの特徴
(1)真摯な姿勢とパッション、農園での生産現場、品質管理から研究までに至る、高い水準の生産体制に由来する「透明感(きれいさ)」
妥協のないクオリティーへのプロセスがあるからこそ生まれる、ブレない信頼感。収穫、生産処理、ウェットミル、ドライミル、パッキング、輸出などの全てを作業を彼ら自身で担っています。
(2)小さな環境の違いが与える個性
スペシャルティコーヒーに注力する彼らが追求するのは、エキゾチックで唯一無二の味わい。それぞれの豆の特徴は、それぞれの農園を取り巻くマイクロクライメイト(微小気候)が生み出す、土地ごとの個性が関係しています。その環境だからこそ生まれる、特別な風味を持つコーヒーを目指しています。
「マイクロクライメイト」とは、同じ山や地域の中でも、場所によって気温や湿度、日当たり、風、標高などの環境が異なることです。こうした小さな環境の違いが、コーヒーの生育に影響を与え、豆の味や香りにそれぞれの個性を生み出します。
その一つの例として、スペシャルティコーヒーの国際品評会、「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で2023年、2024年、2026年と3度、1位を獲得している「ロス・アルペス農園」で栽培されたゲイシャ種は、標高1650mで気温は10℃〜20℃の場所に位置し、降水量は1年で2,200mmと降水量の多く、程よい湿度の場所にあります。また、大きな滝があることで、貴重な資源である良質な水が確保でき、コーヒーの実の成熟まで安定して品質を保つことができます。
(3)テロワール(産地特性)が生む、口当たりの良さ
ブエノス・アイレス・グループのコーヒーには、共通して高い透明感とバランスの良さ、そしてそれぞれの産地の優れたテロワール(産地特性)があります。きめ細やかでなめらかな特徴を持っているので、目隠しをして飲んでも「オルマンのコーヒーだ!」とわかるはず・・!それほどとにかく口当たりがいいんです。
こうして生まれた「オルマン・クオリティ」というキーワード
私たちの日常に寄り添う、オルマン氏が生産するきれいな味わいのコーヒーは、妥協のない丁寧な仕事によって支えられています。
オルマン氏はコーヒーに対する真摯でブレない姿勢とパッション、そして品質に対して妥協しない誠実さを持って農園を運営しています。私たちも、様々な豆を焙煎をするなかで、年々豆のクオリティが上がっているように感じています。エージングによる生豆の変化が少なく、「安定」しているのも印象的です。
その「安定感」は、様々な工程のなかでの細やかな作業があり、豆に反映されています。生産現場、品質管理から研究までに至る、高い水準の生産体制が、クオリティが高く、ブレない豆を生産しているのです。
そして、ベスト・フレンドと呼べるような、デイリーで飲める、きれいなコーヒーが生まれています。これをマヌコーヒーでは農園主のオルマン氏の名前にちなんで、「オルマン・クオリティ」と呼んでいます。

私たちが現地を視察した際、「オルマン・クオリティ」を支えるものとして印象に残ったのが、各工程における丁寧な仕事でした。
【ピッキング】
収穫の時点でチェリーを選別、さらに収穫後の農園の下で選別、ウェットミル、ドライミルで選別、豆を乾燥するアフリカンベッドでも選別をしています。
↓
【カッピング】
品質向上をし続けるのに必要な要素として、コーヒーのカップ・クオリティを正しく評価する技術を共有していることです。これはクオリティの整合性を維持することにも繋がっています。
↓
【パッキング】
最終的に大きさや色素の選別をしたあと、パッキングも丁寧に施しているため、海を越え私たちの元へ豆が届いたときにも、クオリティが保たれています。何度も選別を重ねることで豆の大きさや状態にバラつきがないことで、焙煎時に豆に均一に火を入れることができます。

最初から最後まで「たしかな仕事」が施された豆だということが、焙煎のときにこそ、はっきりと感じられます。マヌコーヒーのロースターは、ブエノス・アイレス・グループの豆を焼くのは、香りの変化をとるのが楽しいと話しています。
焙煎機に入れた瞬間から、「ジャスミン」や「フジの花」のような香りを感じたり、焙煎の始まりから終わりまでずっと、香りの変化を繰り返す。「あ、お花の香り〜」「あ、柑橘系!」など、農園によっても香りが変化します。
「あ!オルマンさんだーー!」と思うような、特徴的なフローラルでラム酒のようなダンディないい香り。香りとともにオルマン氏のおおらかな顔が浮かび、思わずニヤついてしまうそうです。
品質向上に妥協することなく、ブレずにコーヒーと向き合い続けた結果、「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で1位を獲り続けるブエノス・アイレス・グループ。2023年、2024年、そして今年2026年も1位を獲得。2025年は4位という結果に。それでも、1ポンドあたり88.20ドルという、その年の大会最高落札価格を記録したことは、ブエノス・アイレス・グループが長年積み重ねてきた努力と、品質を追求し続ける姿勢が実を結んだ結果のひとつです。
Not Only Business, Relationship & Passion
-Olman Vellederaz
情熱と信頼で深く結ばれたパートナーシップ。それこそが、私たちが大切にする「オルマン・クオリティ」です。
世界のトップと共に仕事ができている素晴らしい現状に誇りを持ち、私たちもお客様へ美味しいコーヒーを提供することに真摯に向き合っていきます。これからも農園視察やオルマン氏の訪問の時間を貴重な経験とし、切磋琢磨できるようなパートナーとして関係性を築いていきたいと思っています。
ブエノス・アイレス・グループが手がける、ニカラグア COE 2026 第1位のゲイシャロット。コーヒー豆・ドリップバッグは予約受付中。10.24(土)より提供・販売スタートです。
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